エンゲージメントサーベイは意味ない?大企業と中小企業で「必要なもの」は違う
この記事の結論
- サーベイが無駄になりやすいのは、大企業向けの多機能を中小企業がそのまま使うから。規模で必要なものは違う
- 大企業に要るのは全体傾向の把握、中小企業に要るのは一人ひとりを名前で掴んで先手を打つこと
- 最近は離職アラート付きサーベイもある。ただ、なぜ辞めるか・次に何をするか・いくら損するかまでは出ないことが多い
- 成長カルテは、一人ひとりの人物像・目標・離職リスクに加え、採用コスト・回収率・想定損失、さらに適性を見た人員配置まで個人単位で出す
エンゲージメントサーベイを入れたのに、現場は変わらない。かといって、サーベイは無駄だと切り捨てるのも乱暴です。本当の問題は、大企業向けに作られたサーベイを、中小企業がそのまま使おうとすること。会社の規模で、必要なものは違います。
見える化そのものが要らないわけではありません。ただ、規模に合わないものを入れると、コストばかりかかって現場は動きません。
目次
大企業と中小企業で、必要なものは違う
大企業は数百人から数千人。全体の傾向、部署ごとの比較、年ごとの変化を見たい。だから多機能なサーベイが生きます。
一方、30〜100名の中小企業は事情が違います。一人辞めるだけで戦力もノウハウも大きく欠ける。だから全体の平均点より、誰が辞めそうかを名前で掴んで、先に動くほうが効きます。多機能なダッシュボードを使いこなす時間もないし、人数課金では割高になりがちです。同じサーベイでも、大企業には合って中小企業には重い。それだけの話です。
離職アラート付きサーベイでも、足りないもの
正直に言うと、最近は満足度の低下から離職の予兆をアラートで知らせるサーベイもあります。ここは進化しています。
ただ、アラートが出ても、その先が出ないことが多い。その人が何者で、何を目指していて、なぜ今揺れているのか。次に誰が何をすればいいのか。辞められたら、いくら損するのか。ここまで出ないと、予兆を見ても結局動けません。予兆を知ることと、手を打てることは、別です。
サーベイと成長カルテ、何が違うか
Naritaiの成長カルテは、アンケートではありません。面談で分かった一人ひとりの姿を記録し、そこに人とお金の両方の数字を重ねる仕組みです。さらに一人ひとりの適性が見えるので、誰をどこに配置すれば活きるかまで判断できます。
| 項目 | サーベイ(離職アラート付き含む) | 成長カルテ(Naritai) |
|---|---|---|
| 見えるもの | 気持ちのスコアと傾向 | 一人ひとりの人物像・目標・離職リスク |
| お金の可視化 | ほとんど無い | 採用コスト・回収率・想定損失まで数字で |
| 辞める理由 | スコア低下は分かるが理由は薄い | 面談で分かった実像で理由まで見える |
| 人員配置 | 判断材料にならない | 適性を見て、誰をどこに活かすかまで見える |
| 中小企業との相性 | 多機能・人数課金で割高 | 少人数の一人単位に最適 |
中小企業の経営者が本当に見たいもの
経営の目線で見たいのは、気持ちの平均点ではありません。もっと具体的なもののはずです。
- 一人ひとりが、どんな人か。強み・持ち味・何を大事にしているか。名前と顔の見える具体的な人物像。
- 誰が、いつ辞めそうか。離職リスクを個人ごとに段階で持つ。
- 辞められたら、いくら損するか。採用費だけでなく、育成投資のリセットや残る社員への負荷まで含めた想定損失。
- 採用にかけたお金を、何パーセント回収できているか。一人ひとりの回収率。
- 誰をどこに置けば活きるか。一人ひとりの人物像と適性を見て、会社全体の人員配置を最適化する。
成長カルテは、これを個人単位で出します。誰が辞めそうで、辞められたらいくら失って、今どこまで回収できていて、どこに配置すれば活きるのか。気持ちのスコアだけでは、ここまで見えません。
サーベイが悪いわけではありません。規模に合っていないだけです。中小企業なら、平均点を眺めるより、一人ひとりの人となりと、その人にかかったお金、そして誰をどこに活かすかまで見えるほうが、はるかに動けます。測って終わりにしないために、いま必要なものは何か。そこから選び直してみてください。
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